医療法人 新緑会 おおたきクリニック

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内視鏡・インフルエンザ 他

診療案内

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消化器・内視鏡内科

消化管は食道から肛門まで約9mの長さがあり、主に食物の消化・吸収を担っています。小腸以外の消化管は、内視鏡により比較的簡便に観察、検査を行うことが可能です。当クリニックでは高画質、細さ、柔らかさを追求した胃・大腸内視鏡を導入し、患者様に負担の少ない検査を心がけています。肝臓・膵臓・胆のうについては採血や腹部超音波でスクリーニング検査を行い、精査が必要な場合は総合病院などにご紹介いたします。

内視鏡検査について

当院では、内視鏡検査を受けることが可能です。詳しく知りたい方は、以下より詳細ページをご覧ください。

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ピロリ菌除菌治療について

〈ピロリ菌〉

正式名称はヘリコバクター・ピロリ。1982年にオーストラリアのワレンとマーシャルという医師により発見されました。ピロリ菌は「ウレアーゼ」という酵素を持っており、強い酸(胃酸)の環境でも生息することができます。

〈感染経路〉

はっきりとはわかっていませんが、幼少期に口を介した感染(経口感染)が大部分と考えられます。衛生環境との関連が報告されており、上下水道が十分普及していなかった世代の方で高い感染率となっています。本邦ではおよそ2人に1人の方が感染していると考えられます。

〈ピロリ菌による病気のリスク〉

ピロリ菌感染に伴う慢性胃炎により、主に「胃・十二指腸潰瘍」や「胃がん」などのリスクが高まります。

〈ピロリ菌感染の診断、治療〉

以下のような流れで診断・治療を行います。
除菌成功率は1回目の除菌治療で70-80%、2回目の除菌治療で約90%です。

〈除菌治療による副作用〉

除菌治療の主な副作用として以下のものが報告されていますが、いずれも軽微かつ一時的なものであることがほとんどです。

・下痢・軟便 … 下痢を起こしたり、便がゆるくなったりします。
・味覚異常 … 食べ物の味が苦く感じたり、金属のような味を感じたりすることがあります。
・肝機能値の変動 … 肝臓の機能を表す検査値が変動することがあります。
・アレルギー反応 … 発疹やかゆみがあらわれることがあります。

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機能性胃腸症について

「胃の痛み」「腹部膨張感」「吐き気」「食欲不振」「胃のもたれ」といった症状を訴える方は日本人の4人に1人と言われており、実際にその中の3人に1人が医療機関を受診しています。そして、うち約半数の患者様が『機能性胃腸症』と診断されています。これほど身近な病気にもかかわらず、この病名の認知度は、まだ低いのが現状です。

〈原因〉

胃の運動機能障害や知覚過敏、ストレス、ピロリ菌感染など

〈診断〉

1,食後のもたれ、2,早期飽満感、3,心窩部痛、4,心窩部灼熱感

上記4つのうち1項目以上が最近3か月以上続いている場合に疑います。内視鏡で異常がないことを確認して確定診断となります。

〈治療〉

治療はまずはストレスや脂肪分の多い食事を避けることから始めます。改善が乏しい場合は、内服治療(酸分泌抑制薬、消化管善導改善薬、漢方薬、抗不安薬など)を検討します。一部の患者様ではピロリ菌除菌治療も有用です。